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子どもとゲームのつきあい方を考える

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指導の展開例


 
     第1時間目の展開例   第2時間目の展開例   第3時間目の展開例   第4時間目の展開例
 第5時間目の展開例 ゲームをするときのルールを考えよう

本時の目標

 ゲームのルールを広報するためのポスターやチラシを協同して制作することで、本学習の目的を理解し、ゲームとのつきあい方を考える力を育む。

本時のための準備

 指導案、ワークシート、模造紙、マーカー等、資料集
 必ず第3時まで実施してからすすめてください。

展開例
 表中の「○○○」は、教員の発問に対する児童の応答例です。

 展開例  指導のアドバイス
導入・・ゲームの秘密 本時のめあてを考える(3分)

これまでの授業で、ゲームのことを学んできましたね。
ゲームで遊びたくなるひみつがわかりましたか。

(予想される応え)
「マンガや映画からキャラクターを決めていた」
「誰でも短い時間でも遊べるように作られていた」
「登場人物にはわかりやすい描き方が多かった」



学習を振り返りやすいよう、これまでのワークシートを活用しましょう。
展開・・ルールを考えてみましょう (37分)

では、これまでの学習から気がついたことを振り返りながら、
ゲームとじょうずにつきあっていくためにはどんなことに気をつけなければいけないのか考えてみましょう。

ゲームとじょうずにつきあうためには、何が必要だと思いますか?

(予想される応え)
「ルールだと思います」

ルールを作ったほうがいいという意見が出ました。ルールを作るなら、クラスのルールがいいですか? ひとりひとりのルールがいいですか? グループで話し合ってみましょう

(3分)



ルールを作ったほうがいいかどうかは生徒に決めさせます。ルールが必要だという発言が出ないことも予想されますが、その場合は何が必要かさらに考えさせましょう。


ルール作りを前提として話し合うのではなく、ルールが必要かどうか、なぜ必要だと思うか、よく話し合います。
では、どんな意見が出たか発表してください。
(発表する)(3分)

「みんな遊び方が違うから、ひとりひとりのルールがいい」
「クラスのルールと個人のルールを作ると守りやすい」

ひとりひとりのルールとクラスのルールを作ろう、という意見が多かったようですね。どんなルールがいいのかな。
ルールには何が必要ですか?

(予想される応え)
「時間が長いと・・・(理由)だから、やりすぎないように時間を決めたほうがいいです」
「・・・(理由)だからレーティングも遊ぶ内容も決めたほうがいいです」

では、これまでの学習を振り返りながら、みんなどんなルールがいいかを考えてみましょう。

(ルールを考える・制作物を作る)(30分)

ルールができたら、そのルールを守るためにどのような広報のしかたがいいかを考えましょう。

(教室、廊下に貼る。家庭に持ち帰る、など。守れた時の約束も考える。校長先生からの表彰、記念撮影など。)

それでは、ルールを知ってもらうための制作物をグループで作ってみましょう。
(個人個人で作っても構いません)

ルールの内容は生徒が決めます。見本は資料集にあります。誘導にならないよう助言してください。
なぜそのルールが必要なのか、「理由」が明確に述べられるでしょうか。ここがポイントです。

ルールができたら、ポスターやチラシなど広報するものを制作します。家庭へ持ち帰るチラシも作りたいです。どのような広報物が効果的か、生徒自身で考えていきましょう。


 まとめ・・ ふりかえり (5分)

それでは、今日の学習で気がついたことをワークシートに記入しましょう。

それでは、感想を発表してください。

本時は2〜4回に分けて実践できます。
ルール作り、広報のしかた、啓発物制作、というようにすすめるといいでしょう。
ルールは作るだけでは守れません。生徒自らが継続してルールのチェック、確認を行える方法も考えましょう。繰り返し考える機会を作ることで、ゲームやメディアと適切につきあう必要性を深めていきます。いろいろな教科で取り組めます。

ゲームとつきあうためにはなぜルールや決まりを作ったほうがいいのか。これまでの学習で気づいたことを振り返り発問することで、考えを整理することができます。

ゲームとの関係を意識できているかどうかは個人差もあります。グループで話し合う時は友達の意見を書き取らせ、繰り返し考える機会を作りましょう。

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